講演 3月31日 interpets2022ビジネスフォーラム「ペット目線で考えるペットに優しい住まいとは」

人とペットの豊かな暮らしを提案する、日本最大級のペットイベント。
初日ビジネスデーのトークショーへ登壇しました。

©インターペット/メッセフランクフルト ジャパン

住まいのお話ということでお声かけいただき、重い腰を上げて久々の登壇でした。
他には、お二人の建築設計の方と、ハウスメーカーの方でした。
私は、簡単な自己紹介で、設計業務や(株)arigatoでのコンサル業務についてご紹介しました。

お題「ペットに優しくない住まい」では、家庭で家族として暮らす犬猫の場合、と前提をおいて、金巻が動物の福祉に反していると考えて、気を付けている状況を3っつ取り上げて、説明しています。
内容をかいつまみますと、
●有1つ目は「驚かせやすい」「不安にさせやすい」居場所や状況。棚の下が開いているから、電話台やテレビ台の下に居場所を設けたりとかですね。階段下も世界でも事例が多いですが、私にはここは変な学習をさせやすいので難しくてやらないということ。
●2つめは、「自然な体の動きができない、歩行に努力がいるような通路」というもの。具体的には、足下がグラついたり、走るとき滑りやすい、見にくい、通路で急にスベリや方向を変えるといったもの。猫では、猫の「見る」という脳の仕組みを理解しないまま、猫に状況を理解させにくく、歩行面の境界を認識しにくい細い通路、等。
猫用通路では、近年「猫の展示を目的」にした施設で見られる工夫を家庭に取り込んでしまった難しいアイテムについて注意を促しました。
●3つめは、「隠れ家になる居場所がない」。自分のいる空間を、ゆっくり観察し、把握することができないと、ビクビクした状況に陥らせやすく、学習もすすまないです。

お題「ペットに優しい住まい」では、「家庭動物共棲住環境システム」=「三楽暮」というものを利用しており、このポイントを4っつ示し、根拠を示しながら、実例のご紹介をしました。
4つとは、飼い主さん向けにご紹介している「三楽暮」からつまみだし、
 1.丁度良い 距離感
 2.安心安全な居場所
 3.無理なく動ける
 4.たくさん遊んで学ぶ
でした。

■ビジネスフォーラム② 「ペット目線で考えるペットに優しいすまいとは」
■トークショー日時 :2022年3月31日(木曜) 15:20 – 16:50
■会場:東京ビッグサイト 東ホール
■主催: 一般社団法人ペットフード協会 / 一般社団法人日本ペット用品工業会 / メッセフランクフルト ジャパン株式会社

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